【目次】
挨拶とはじめに
こんばんは、流手と申します。
今回紹介する絵本は一際大きなものとなっております。
気になるそのタイトルは『おいもをどうぞ!』。表紙には何やらたくさんのおいもと、その周りで楽しそうに笑っている動物達が並んでいます。タイトルからもそうですが、これはもう心が温まるような物語であることは疑いようがない。皆でおいもでも食べる話なのでしょうか。
子供は動物も大好きですので、興味を示す子も多いことと思います。中には『こぶたぬきつねこ』を歌う子だっているかもしれません。絵本への関心が何から始まるかなど、大人には到底分からぬものですよね。
おいもをどうぞ!
あらすじ
くまさんのはたけで、おいもがどっさりとれました。くまさんはつあげたおいものやまをみながらかんがえました。
「こんなにいっぱいだもの。ひとりでたべてはもったいない。おとなりのぶたさんなもわけてあげましょう。ぶたさんもおいもがだいすきだから。」
この後、くまさんから半分ものおいもをもらったぶたさんがとった行動とは……?
くまさんのはたけでとれたおいもが繋ぐストーリー。
概要
原作
柴野民三
文・絵
発行所
ひかりのくに株式会社
第一刷発行
2005年9月
感想
まず、この絵本は昔から知っていたような気がしていたのですが、初版が2005年となっておりました。その時には流石に絵本を読んでいた記憶はありませんので、この点についてはどうやら気のせいであったようです。
絵だけですと、一、二冊似ている表紙があってもおかしい話ではありませんものね。毎年絵本が沢山出ていることを忘れてはいけない。
対象年齢は……そうですねぇ……間もなく三歳の娘が気に入っていることを考えれば、二歳から三歳といったところでしょうか。これはあくまでも独断ですので、どうぞあしからず。こういうことは個人差もありますものね。
さて、くまさんから始まり、ぶたさん、たぬきさん、うさぎさん、ねこさん、ねずみさん、そして再びくまさんへとおいものお裾分けが繋がっていく様には、どこか疎遠になりつつある近隣への繋がりを意識させられることとなりました。そう、絵本とは純粋な、いつの日にか忘れてしまった"何か"を思い出させてくれるツールでもあるのです。
余談ではありますが、これを機に私も妻が畑で採れた野菜を近隣へと配っておりました。今ではたまに逆に頂いたりもするようになりましたよ!
この本は、隣人と喜びを分かち合うことの良さを学べる一冊となることでしょう!
紹介
気になる方は、一度こちらからどうでしょうか。