こんばんは、流手と申します。
鬼滅の刃にハマっている娘と夜にある約束をしました。今日はもう遅いから寝なさい、その代わりに明日の朝に少しだけ鬼滅の刃を観てもいいよというような、どこの家庭でも行われているようなささやかなものです。
まだ可愛らしいもので、その約束に安心してか娘は素直に眠りに就きました。
そして、翌朝。
早くから私を叩き起こし、約束通りにテレビの前にスタンバイして鬼滅の刃を促す娘五歳。無限列車編を見たいらしい。
思えば彼女は劇場でも鬼滅の刃を観ているのです。アンパンマンにプリキュアに鬼滅の刃となかなかしっかりしている。トータルで六作品くらい観ている感じでしょうか。
私が一緒に行った映画だけでも二、三本あるみたいですし、彼女の集中力はなかなかのもの。
……あれ? たぶん、私は娘と一回プリキュアを観た以外は子供たちと一緒に観ていないぞ。基本的には妻と行っているようですね。
そして、本題。
これから始まるぞというタイミングで長男が出現。そして……
「鬼滅の刃こわい」
そう、長男は鬼滅の刃が怖い。無理もありませんよね。
鬼滅の刃を嫌がる長男と約束をしていた娘、その二人を見ながら父は思うわけです。
これは……荒れる、と。
とりあえず、交渉をしてみます。すると、思いの外あっさりと了承を得ることができました。これは助かります。
そして、今度は子供たちでどの作品を観るかの相談が始まり、ある作品が選ばれました。
その名も……
──あいすくりん。
これが噂のバニランですか。長男はバニラアイスのことをバニランと言うのですよ。
しかし、鬼滅の刃からあいすくりんって変わりすぎぃ! よく了承したなと、ちらりと娘の様子を窺いますと……
結構楽しそうでした。何より。
ちなみに、長男のイチオシアニメ……なのかもしれない。あいすくりん、侮りがたし。
皆さん、覚えておいてください。
──鬼滅の刃が怖くなったら、あいすくりんです。
以上。