例えば流れるように

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子供の絵本紹介 その五【くまのコールテンくん】

【目次】

くまのコールテンくん (フリーマンの絵本)

 

挨拶とはじめに

 こんばんは、流手と申します。

 

 今回紹介する絵本は私が小さな頃にお気に入りであった一冊です。

 実家に立ち寄った際に、何かいい絵本があったかなと本棚を覗いてみますと、すぐにこちらが目につきました。赤い表紙に緑のズボンを穿いたくまのぬいぐるみが見えた瞬間、すぐにこれが『コールテンくん』であると思い出したのです。

  私がまだ子供に読んであげたことはない本ですが、子供達は知っているようでした。お婆さんでも読んであげていたのでしょうか。

 それでは、今回な絵本は『くまのコールテンくん』です。

 

くまのコールテンくん

あらすじ

 これは、あるおおきなデパートの玩具売り場のくまのぬいぐるみのお話です。

 ここでは皆、誰かが自分をうちに連れていってくれないかなぁとそう思いながら過ごしています。

 

くまの コールテンくんは、はじめ、おおきな デパートの おもちゃうりばにいました。

 

あるあさ、ひとりの おんなのこが、コールテンくんの まえで たちどまりました。

「ねぇ、みて、ママ! あたし、ずっとまえから こんな くまが ほしかったの。」

といいました。でも、おかあさんは、くびを ふって、

「きょうは だめよ。もう、おかねを たくさん つかっちゃったから。それに、これ、しんぴんじゃないみたい。つりひもの ボタンが、ひとつ とれてるわ。」

 といいました。

 

「ぼく、ボタンが とれてるの しらなかった。こんや さがしに いこう。」

  本文より

 

 その夜、ちいさなくまの人形は、ボタン探しの冒険に出かけるのでした。そして……翌日には!?

 

概要

 作

ドン = フリーマン

松岡亨子

発行所

偕成社

第一刷発行

1975年5月

 

感想

 好奇心の旺盛なくまのコールテンくんの取る行動は、見ていると不思議とどこか彼と同じ目線になっておりました。推測しなくても、思ったことを口にしてくれるので、自然とそう感じてしまうのでしょうか。小さなワクワクが確かにあるのです。そして、『おもってたんだ』という口癖。これがまた微笑ましい。さぞやりたいことも沢山あるのでしょう。

 少しだけ気になるのは、この世界ではぬいぐるみ達は動き、そして、話をするのかという点です。当時は何気なしに読んでいましたが、どこまでが想像で、どこまでが現実かという部分が不思議でした。作中で警備員のおじさんが、「こいつぁ、おどろいた」と言っている点からは、ぬいぐるみは動かないものであるとは思うのですが、終盤に明らかに女の子、リサとコールテンくんは言葉のキャッチボールを為しています。その辺りのファンタジーさも、子供の想像力を養ってくれるのかもしれませんね。

 

紹介

くまのコールテンくんシリーズ

くまのコールテンくん (フリーマンの絵本)

くまのコールテンくん (フリーマンの絵本)

 
コーちゃんのポケット
 

  気になる方はこちらからどうぞ。

 

子どもの夢と空想をひろげる絵本

ピーターのいす (キーツの絵本)

ピーターのいす (キーツの絵本)

 
くまのコールテンくん (フリーマンの絵本)

くまのコールテンくん (フリーマンの絵本)

 
はらぺこあおむし

はらぺこあおむし

 

www.yamaokarute.com

すてきな三にんぐみ

すてきな三にんぐみ

 
ねずみのティモシー
 
おばけのバーバパパ

おばけのバーバパパ

 
ぼちぼちいこか

ぼちぼちいこか

 
ゆめくい小人 (世界の絵本)

ゆめくい小人 (世界の絵本)

 
ちいさなヒッポ (世界の絵本)

ちいさなヒッポ (世界の絵本)

 
おしいれ おばけ

おしいれ おばけ

 
3びきのくま (世界傑作絵本シリーズ)

3びきのくま (世界傑作絵本シリーズ)

 

 

 これらは巻末で『子どもの夢と空想をひろげる絵本』として紹介されておりました。タイトルを見た限りでは、残念ながら私は三冊ほど覚えがない絵本がありましたが、ひょっとしたら忘れているだけで、内容に触れればすぐに思出すかもしれません。ちなみに、『ロージーのおさんぽ』だけは以前に紹介しましたので、こういったリストに入っていますと少しばかり嬉しいものです。

【ミラブルplus】 ハローキティ バージョンを購入、そして感想など

【目次】

 

挨拶とはじめに

 こんばんは、流手と申します。

 

 さて、本日帰宅すると、とある荷物が届いておりました。

f:id:raviede75:20200821192141j:plain こちらです。

 何やら高級感のようなものを感じますね。私はこの手のデザインには弱いようです。早速開封してみますと……

f:id:raviede75:20200821192408j:plain この様なものが出てきました。

 キティちゃん! そう、皆が知っている癒し系のキャラクターですよね。

 ワクワクしながは蓋を開けてみますと……

f:id:raviede75:20200821192412j:plain 今度はシャワーヘッドが出てきました。

  そうなんです。先日、というか昨日に妻から『ミラブルplus』を買ったという旨の話を聞いていたのでした。というのも、最近子供達がお風呂を嫌がるようになってきまして、シャンプーするにも体を洗うにも、果てには湯船に浸かることも大変なのです。

 ……という名目ですが、大人も使ってみたいというのももちろんある。そこで、ハローキティ × ミラブルplusが浮上してきたというわけです。

f:id:raviede75:20200821192154j:plain 握るとこんな感じです。

f:id:raviede75:20200821192157j:plain 付属のカートリッジを繋げてみました。

 一見長く見えますが、気になるような感じはなかったです。後は既存のシャワーヘッドを外してこちらを付けるだけで準備完了!

 

ミラブルplusとは

 そもそも先程からミラブルplus、ミラブルplusと何度も言っておりますが、実は私はミラブルplusが何者であるのか今一つわかっておりません。そこで少し調べてみることにしました。すると……

 

  • 洗剤を使わなくても油性マジックが落ちる洗浄力
  • まるで美顔器のようなシャワーヘッド
  • 浴びるだけで綺麗になる

 

 等の魔法の言葉をよく見かけました。かなりの美容系のアイテムのようです。

 先程装着したカートリッジはトルネードスティックと呼ばれているようで、これに搭載された亜硫酸カルシウムは、水道水中の残留塩素を除去してくれるとのこと。水道水からの刺激を抑えることにより肌に優しいシャワーへとなるというシステムのようです。なるほど、わからん。

 

 詳しくはまたHPをご参照くださいませ。

i-feel-science.com

こちらはscience様の公式サイトです。

 

ハローキティ バージョンとは

f:id:raviede75:20200821201743j:plain

 今回私が購入したのは、こちらのシャワーヘッドにハローキティが付いているタイプです。先程撮ってきました。

 ハローキティとミラブルplusがコラボをしたということで8/20日から発売されたばかりのようですね。つい最近です。

 可愛いもの好きの娘が気に入ってくれれば購入したかいもあるというもの。しかし、喜んだとしてシャワーをするようになるのでしょうか。どちらかといえば、大人の可愛い物好き用のアイテムかしら?

 

気になる恩恵は

 ふんわりミストでもち肌に……肌のもちもちが実感出来るらしい。

 

 入浴後もポカポカ……なにやら30秒で肌の表面温度がよく上昇するとのこと。

f:id:raviede75:20200821200156j:plain

 上の画像はオンラインショップの公式からです。誤字っぽいのを発見。下記にリンクを貼っておきます。

 

 節水率が50%でお財布に優しい……特殊な空気混合方式を採用しているとのことで、節水効果が見込めるとの内容でした。

 

 全身美肌へのアプローチ……ストレート水流というものと、ミスト水流というものが使えるようです。私はついていけていませんが、要は綺麗になるらしい。

 

 超微細な気泡が隅々まで……ともかく洗浄力が凄いらしい。マジックが消えるCMもきっとこれだったのでしょう。

 

ファインバブルを大量に……空気を含んだ水滴の一粒一粒が肌本来の美しさを蘇らせてくれるらしい。

 

mirable.online

 記事にあたり、こちらのサイト様を参考にさせてもらったのですが、ちょいちょい誤字がありました。発売日も8/20(月)とかになっておりましたし……およよ。

 何にせよ、私自身も妻が購入しておりよくわかりませんので、購入される場合はscience様の公式から手続きを踏むほうが良いでしょう。効果のほども念のために確認してくださいませ。

 

実際に使用した感想

  まず、感じたのが、ものっそい柔らかい。そして、軽い感じ。

 水に重さなんて……と思う方もいるかもしれませんが、あるんですわ、それが。また、顎辺りにミストをかけていますと、顔に風のようなものも感じました。フワフワですよ。

 子供達は予想ほどキティちゃんに興奮していませんでしたが、一応は普段よりも大人しくしていてくれました。ミストに関してはこそばゆかったようですよ。

 

 とりあえず、一度使っただけではそれくらいしかわかりませんでしたが、なんだかいい感じではあるなと思ったのは間違いありません。そういえば、ストレート水流は試していませんでしたね。明日はそれを試してみようと思います。ひとまずは感想までに。

 

子供の絵本紹介 その四【とんとん トイレ】

【目次】

ミニしかけベビー (12) とんとん トイレ

 

挨拶とはじめに

 こんばんは、流手と申します。

 

 今回の絵本は『とんとん トイレ』。タイトルの通りにトイレに関する絵本となります。表紙ではドアをノックしている感じに見えますが、すなわち子供達のトイレに関する話ですね。内容はまた後程お話します。

 自身のトイレへの第一歩は誰もが通った道でしょうが、それをはっきりと覚えている人はなかなかいないもの。もちろん、私も覚えていません。しかし、親にとってはこれもまた忘れられない瞬間であったのかもしれせん。

 ……流石に親には聞けませんが。むしろ、聞きたくない。

 

とんとん トイレ

内容説明

とんとんとん、入ってますか? トイレのドアを開けてみると、みんなおしっこしたりしているよ。トイレが楽しくなる絵本。失敗しても大丈夫。優しく見守ってあげましょう。

  ※岩崎書店様より

 

 動物の親子によるトイレトレーニング、略してトイトレの様子が描かれています。子供にも、そして大人にも、それぞれのペースで取り組んでいいということを伝えてくれる大切な一冊となるでしょう。いつかは出来るようになるのですから、少しずつでいいのです。

 

概要

わだことみ

冬野いちこ

発行所

株式会社岩崎書店

第1刷発行

2015年11月30日

 

感想

 さて、今回の絵本は少し特徴があります。それは……仕掛けのある絵本であるということです。まずはその感想から始めたい。

 

 本を開くと扉が目に飛び込んできます。これはトイレのドアとなっておりますので、まずはそれをとんとんとん、っと優しく叩いてあげましょう。ノックをする感じですね。動作が入ると少し盛り上がったりしたりしなかったりがあるかもしれません。家の場合は大ハマりでした。

 実はこのドアには仕掛けがあり、開け閉めが出来るようになっているのです。捲れる感じですね。開く前には、入ってますか? とひと声も掛けるのも忘れずに行いましょう。

 気になるその中では、トイレに奮闘する子供達の姿や落ち着いた大人の姿が見られます。そして、後半では無事成功し、喜ぶ子供達の姿もしっかりと描かれています。

 

 リズムで覚えているのか、家のほうでも子供が自分で読んでいたりする時があります。「とんとんとん! 入ってますか! ●※〜◆#∀ヱΓФ」と覚えたところはハッキリ、後半は雰囲気だけで何を言っているか怪しいものでしたが、一時期とても気に入って読んでいました。小さいので子供が小脇に抱えるにしてもいいですね。

 ただ、トイトレの成果はまだ発揮されていないようです。あくまでも楽しい絵本という感じでしょうか。私もこれに習い、焦らずに見守っていきたい。

 

紹介

ミニしかけベビー (12) とんとん トイレ

ミニしかけベビー (12) とんとん トイレ

 

  気になった方はこちらからどうぞ。

きのこと公園とハンバーガー【姉二歳・弟一歳】

【目次】

f:id:raviede75:20200816003214j:plain

 

挨拶とはじめに

 こんばんは、流手と申します。

 

 子供の遊びとは不思議なことに、知らず知らずのうちに日常の様子を吸収していますよね。名前はわかりませんが、仕切りのような玩具で遊んでいたときは少々驚くこととなりました。

 

いらっしゃいませー

チョコにしますか

ありがとうございます。気を付けていってらっしゃいませー

おカネどうぞー

 

 そうです。そこそこ設定がリアルなものへと変わりつつあったのです。しかし、チョコはまだ食べさせていませんし、お金もほとんどカードかペイですのでそんなに記憶に残るかなと気になる点は少しあるといえばあるわけですが、単にテレビなどの影響なのでしょう。……いえ、チョコは食べたいといい続けていますので、ひょっとするとお菓子の最高級の表現が『チョコ』ということなのかもしれません。三歳くらいで解禁しようかというところです。※要相談。

 

 それでは今回は、連休中に遊びに行った公園の話でもしてみようかと思います。お付き合い頂ければ幸いです。

 

公園

きのこ公園

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 この日の前日にお散歩をしていたところ、道の途中で娘のほうから公園に行きたいという旨の話がありました。普段とは違う道へと進みたがる娘に聞くと、どうやらそちらに公園があるようです。『きのこ公園』とそこの特徴を話していましたが、そんな公園なんて知らん。少なくともすぐ近くではないのでしょう。その時は財布もスマホすら持っていなかったので、明日にしようとなんとか説得をしその日は普通に帰りました。

 そして翌日。今度は氷とお茶とスマホを持って出掛けることに。とりあえずなんとかなるでしょうという心理で道は調べずに子供に任せます。道はわかる? と聞くと、短くうんと返事が返ってきたので、大まかにはわかっているのでしょう。

 

  そんなこんなでしばらく歩きます。……が、途中で「あれっ?」とか言いだす娘。残念ながら私はエスパーやらその手の特技はありせんが、これはわかる。おそらく脳内景色と現在地が一致していない。間違いない。

 

 途中で見掛けた公園で一息付き、少しだけ滑り台で遊び、スマホを引っ張りだしてきのこの公園を探してみますと、どうやらここから五分ほどの距離にあったようです。素朴な感じの、本当にきのこ公園でした。

 

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 雲梯でしょうか、それに登る娘。ここがマックスでした。確かに前屈姿勢になるのは怖いかもしれない。

 

 他にはジャングルジム、砂場、バネの馬みたいなものがあったと思います。一時間ほど滞在しましたが、完全に我々の姿のみでした。

 砂場で当たり前のようにスコップ(関東ではシャベル)を要求されましたが、流石にそんな準備よく来ているわけがない。そんなもん車に積んどるわ! そうか、砂場で遊ぶこともあったのでした。

 

駅の南西公園

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 日差しも強くなってきましたので水分補給させ、きのこ公園を後にします。帰る体力を残して置かねばややこしいことになりかねませんので、その点はそこそこ必死です。親はそんな心境ですが、子供はそんなに都合良く家に帰ってくれません。来るときにみつけた公園に寄り道する気がひしひしと伝わってきておりました。

 

f:id:raviede75:20200819182720p:plain 結局寄り道に。

 

  こちらはシーソー、滑り台、砂場があり、そこそこの広さの敷地面積もあるようでした。一緒にあそぼと子供は誘ってきますが、先のきのこ公園でもそうでしたが遊具にも重量制限があるでしょうし、大人が使うのは良くないのだろうとも思うものの、それを上手く子供に伝えるのもまた難しい話。

 結局シーソーだけは二人で遊ぶことにしました。私の足がぎりぎり足りて良かった。そうでなければ立ったり座ったりが更にシビアな運動へと変わってしまっていたかもしれません。

 

ひと休み

f:id:raviede75:20200819004554p:plain ここからは弟も参戦。

 

 先の公園の通り付近にマクドナルドがあるのですが、車で食べながら走っている人を見たのでしょう。帰り道に突然娘がハンバーガーを食べたいと言い出しまして、結局食べることとなりました。もちろん、一旦家に帰ってからのドライブスルーにします。

 駄々をこねるかとも思ったのですが、その辺りは妙に聞き分けがよく何事もなく帰宅することが出来ました。私はハッピーセットにすると最近はしっかりしてきたようです。付属のドラえもんもわかっているよう。

 

まとめ

 時間しては二時間ほどで終わってしまう内容でしたが、なかなかに濃密な時間でした。暑ささえ何とかなればもう少し遊べたかもしれません。しかし、大人もそうですがまだいけるからと限界まで粘っていますと、後々想像するだけでも恐ろしい事態となりかねませんので、その辺りは慎重なくらいで丁度いいのではないでしょうか。

 小さな公園巡りも案外楽しいものかもしれませんね。

 

 

子供の絵本紹介 その三【おいもをどうぞ!】

【目次】

おいもをどうぞ!

 

挨拶とはじめに

 こんばんは、流手と申します。

 

 今回紹介する絵本は一際大きなものとなっております。

 気になるそのタイトルは『おいもをどうぞ!』。表紙には何やらたくさんのおいもと、その周りで楽しそうに笑っている動物達が並んでいます。タイトルからもそうですが、これはもう心が温まるような物語であることは疑いようがない。皆でおいもでも食べる話なのでしょうか。

 

 子供は動物も大好きですので、興味を示す子も多いことと思います。中には『こぶたぬきつねこ』を歌う子だっているかもしれません。絵本への関心が何から始まるかなど、大人には到底分からぬものですよね。

 

おいもをどうぞ!

あらすじ

 くまさんのはたけで、おいもがどっさりとれました。くまさんはつあげたおいものやまをみながらかんがえました。

「こんなにいっぱいだもの。ひとりでたべてはもったいない。おとなりのぶたさんなもわけてあげましょう。ぶたさんもおいもがだいすきだから。」

 

 この後、くまさんから半分ものおいもをもらったぶたさんがとった行動とは……?

 くまさんのはたけでとれたおいもが繋ぐストーリー。

 

概要

 原作

柴野民三

文・絵

いもとようこ

発行所

 ひかりのくに株式会社

第一刷発行

2005年9月

 

感想

 まず、この絵本は昔から知っていたような気がしていたのですが、初版が2005年となっておりました。その時には流石に絵本を読んでいた記憶はありませんので、この点についてはどうやら気のせいであったようです。

 絵だけですと、一、二冊似ている表紙があってもおかしい話ではありませんものね。毎年絵本が沢山出ていることを忘れてはいけない。

 

 対象年齢は……そうですねぇ……間もなく三歳の娘が気に入っていることを考えれば、二歳から三歳といったところでしょうか。これはあくまでも独断ですので、どうぞあしからず。こういうことは個人差もありますものね。

 

 さて、くまさんから始まり、ぶたさん、たぬきさん、うさぎさん、ねこさん、ねずみさん、そして再びくまさんへとおいものお裾分けが繋がっていく様には、どこか疎遠になりつつある近隣への繋がりを意識させられることとなりました。そう、絵本とは純粋な、いつの日にか忘れてしまった"何か"を思い出させてくれるツールでもあるのです。

 余談ではありますが、これを機に私も妻が畑で採れた野菜を近隣へと配っておりました。今ではたまに逆に頂いたりもするようになりましたよ!

 

 この本は、隣人と喜びを分かち合うことの良さを学べる一冊となることでしょう!

 

紹介

おいもをどうぞ!

おいもをどうぞ!

  • 発売日: 2005/09/01
  • メディア: 大型本
 

  気になる方は、一度こちらからどうでしょうか。

子供の絵本紹介 その二【ロージーのおさんぽ】

【目次】

ロージーのおさんぽ (ハッチンスの絵本)

 

挨拶とはじめに

 こんばんは、流手と申します。

 

  さて、今回紹介しますのは、『ロージーのおさんぽ』という絵本です。絵のタッチも特徴的ですので、どこか印象に残っているという方もいらっしゃることかもしれませんね。

 文章量もさほど多くなく、ストーリーもシンプルにおさんぽをするという内容ですので、感覚で楽しめるタイプの絵本であるかと思います。

 

 ロージーのおさんぽ

あらすじ

 めんどりのロージーがおさんぽに出掛けます。しかし、何やらキツネがその後をつけますが……

 

 対象年齢が3歳辺りの絵本ということで、少し簡単な紹介とさせてもらいます。登場するのもロージーときつねのみ。

 

 概要

パット=ハッチンス

わたなべしげお

発行所

偕成社

第一刷発行

1975年8月

 

感想

 この絵本は、めんどりのロージーがおさんぽに出掛け、その後ろを一匹のきつねがひっそりとつけていくというお話ですね。悪いかどうか、またどうしようとしているかの記載こそありませんが、表紙を見ていただければ大体察して頂けると思います。やはり、そういう顔でそういう行動をしています。しかし、面白いのは話の構成です。

 この絵本はロージーの行動のみを書いており、きつねに関する文章がひとつもないのがですね。つまり、ロージーの様子のみが書かれ、悪さをしようとしているきつねに関してはその描写のみに留められています。そしてページを捲ると、ロージーの偶然の行動により失敗しているきつねと、まるでその身に危険が迫っていたことすら知らずにおさんぽを続けるロージーがいる。これを繰り返し、最後は何食わぬ顔で小屋に戻るというお話です。個人的にはなんともコミカルな内容となっているように感じました。

 子供達にしても、おそらくはドキドキしてみるというよりは、次はどう失敗するのかなというスタンスでページに手を添えるのではないでしょうか。

 

 紹介

ロージーのおさんぽ (ハッチンスの絵本)

ロージーのおさんぽ (ハッチンスの絵本)

 

  気になる方は一度こちらからどうぞ。

子供の絵本紹介 その一【びゅんびゅんごまがまわったら】

【目次】

びゅんびゅんごまがまわったら (絵本・ちいさななかまたち)

 

挨拶とはじめに

 こんばんは、流手と申します。

 

 なかなかの猛暑と外出の難しい時期でありますので、室内で絵本を読む機会も増えてきたことと思います。我が家でも一歳の息子はともかく、まもなく三歳となる娘は「これ読んで」と何度も何度も同じ本を手に持ってきます。私もかつて同じようにしていたようなので、もはや世代を超えてどこの家庭でも共通する光景なのかもしれませんね。

 そこで、折角ですので、読んだ本達の簡単な感想でも書いてみようと思います。

 

 今回紹介も兼ねて書かせてもらうのは、『びゅんびゅんごまがまわったら』という絵本です。とある小学校のお話ですので、我々大人も一度当時を懐かしんでみるのも良いかもしれませんね。

 

びゅんびゅんごまがまわったら

あらすじ

 かえでしょうがっこうには、うんどうばにつづくあそびばがあります。

 みんなこのあそびばがだいすきでした。

 

 3がっきになって、しものふかいあさのことです。

「こんなはし、けんけんだってわたれらあ」

「あっ!」

 

 こうすけは、すべってほねをおってしまいした。

 いっぽんばしはしもでこおっていたのです。

 

 あそびばには、そのときから大きなかぎがかけられて、はいることもできません。

 

「まわせるようになったら、たのみもきこうじゃあないか。」

 

 こうすけ達は校長先生と約束を交わし、遊び場の解放を目指してびゅんびゅんごまの練習を始めるのでした。ところが校長先生ときたらあまのじゃくで……?

 

概要

作者

宮川ひろ

林明子 

発行

株式会社 童心社 

第一刷発行

1982年7月20日

 

感想

 ふと、懐かしいなと思い手に取った絵本でした。確か『びゅんびゅんごま』を触ったのは小学生の時であったような気がします。名前は『ぶんぶんごま』と呼んでいたかもしれません。当時は給食の時に出てくる牛乳ビンの蓋である紙で出来た丸い部分に糸か毛糸かを通して作ったことを覚えています。

 ちなみに、この作中では四つ同時に回す場面が出てくるのですが、流石にそこまではやらなかったかなぁ。……いえ、確実にやっていない。

 

 さて、本の感想です。

 まず好感触であったのが校長先生です。自分のことを『あまのじゃく』と形容する校長先生ですが、そこらにいるただの意地悪おじさんであるというわけではないのですね。

 日々、悪戦苦闘する子供達の様子を人知れずそっと覗いてみたり、子供達からの贈り物にしっかりと感謝の気持ちを表したりと、不器用ながらも子供達とのふれあいを楽しんでいる表現が多々盛り込まれており、後味の悪さが全くなかったところが子供達にも読ませやすいと感じました。最後にはすっかりと子供達に宿題を出されてしまうという和やかな物語の展開も笑えてよいです。

  次にこうすけと共に『あそびば』の解放を目指す仲間達の考え方についてのこと。彼らは途中で『びゅんびゅんごま』を回すことを諦めてしまいますが、決してすべてを投げ出したわけではなく彼らなりのやり方で『あそびば』を取り戻そうとしていたのです。こんな遊び方もあるんだよ、ということを主張するように。

 出来ないからと投げ出すだけではなく、それならばこうしてやろう、とそれぞれが工夫をしている点は素晴らしいといえるのではないでしょうか。

 

 読み終わる頃には楽しい気持ちになっていること間違いなしの一冊でしょう。

 

紹介

  気になる方は一度こちらからどうぞ。